長らくエミュレーターについて書いていなかったので改めて。GBAから始めます。
ゲームソフトデータの違法ダウンロードなどを推奨する記事ではありません。
John GBAC
特徴
個人的にはGB・GBA系をただ遊ぶ場合はこれに限ります。
- 倍速機能(0.25-16倍)
- 連射コン機能
- スケーリング
- チート(PARコードなど)対応
- 外部コントローラー対応
- スクリーンショット/li>
- ステートセーブによる途中中断
VBAよりも現代的なUIで非常に操作がしやすいです。設定やレイアウトはシンプルながらエミュにほしい要点が抑えられています。全体的に動作も安定しています。
画面やボタン配置のレイアウトを細かく設定でき、自分に合わせた環境で使用できます。仮想パッドに倍速トグルボタンを配置できるので速度切り替えがスムーズでプレイしやすいです。他にもステートセーブ・ロードボタンの表示非表示もできます。プレイ用としては文句なしです。
入手
公開はGoogle Playのみです。有料版のJohnGBAとJohnGBCがそれぞれありますが、基本無料のJohnGBACをオススメします。
JohnGBACはGBAとGBCの両方が遊べる上に、気に入れば広告を削除すればOKなのでお試し感覚で使えます。無課金でもデータ通信をオフにすれば広告が消えるそうです。
John GBACならGBAとGBCのゲームで設定など全てを共通化できる一方で、GBAとGBCで画面の比率やLRボタンの有無など違いがあるため、ボタンレイアウトを使い分けたい人は個別に買ったほうがいいです。
動作環境
現代のスマホ・タブレットなら、エントリーモデルでも快適に動作すると思います。仮想ボタンの配置がしやすいタブレット端末を推奨します。
初回起動時はアプリデータフォルダの場所に内蔵ストレージ直下を選ぶ必要があります。アプリデータやセーブファイルはSDカードには保存できず、内部ストレージ直下にあるこのJohnemulators
フォルダに保存されます。
なおROMファイルは他の場所にあるフォルダやSDカードから読み込み可能です。
セーブファイルやチートファイルは管理が楽で、セーブデータは他エミュレーターと共有可能です。
チートコード
登録したチートは
内部ストレージ/Johnemulators/GBA/cheat
内部ストレージ/Johnemulators/GBC/cheat
にROM名.cht
というファイルがxml
形式にて保存されています。テキストデータなのでパソコンのメモ帳で編集して簡単に追加できます。
編集方法として<cheat>
以降に
<item disabled="true/false" code="XXXXXXXXYYYYYYYY" name="チート名" />
の記述で追加できます。item disabled
はチートがオンかオフかです。
複数のコードを入力する場合はutf-8での改行コード
で
XXXXXXXXYYYYYYYY XXXXXXXXYYYYYYYY XXXXXXXXYYYYYYYY
このようにコード間を区切ります。
欠点として、遊び用としては使い勝手が良い一方で解析用途に役立つ機能がない、一部拡張子(.sgb
など)を読み込みまない、通信交換ができないなどが挙げられる。
そこはwindows向けエミュレーターが適役です。またJohnNESSもあり、同じデザイン性でSNES等をプレイできます。
その他
Windows向けから紹介
VisualBoyAdvence(VBA)
鉄板ソフト。流石にもう古いか。Memory viewerやMAP viewerを気軽に開けたり、対応ファイルの広さなどはまだまだピカ一です。チートを利用するとオンオフの切り替えが反映されないなどやや問題はあるように思います。
Android向けもありますが、プレイストアでの公開はありません。
VBA-M
VBAの強化版です。若干動作が不安定。RAM Searchなど解析に役立つ機能が追加されており解析用途に向いています。
VBA-Link
VBAの通信機能拡張版。GBAの通信機能に対応して4人通信も可能です。GB/GBCはできません。sav
ファイルの拡張子を.sa2
,.sa3
,.sa4
とすることで2台目以降のデータが作成でき、ウィンドウを複数開くことで通信が可能になります。倍速を利用すると通信エラーが発生するので要注意。通信したい時だけ利用する形が良いです。
TGB-Dual
GB/GBC向け。通信機能にも対応。vba-linkと同じような仕組みで通信できます。動作が結構安定していて使いやすいです。これも通信のときだけ利用する形でも良いです。
終わり
色々なアプリがストアにありますが、John GBACがピカイチでした。他のアプリを探して使う場合は今でも更新作業が行われているアプリを選ぶと良いです。