ピーえぬのブログ

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【備忘録】Android 14以降のGalaxyスマホでもSetEditを使えるようにする

2024年現在の記事です。Androidバージョン14、One UI 6.1.1までのデバイスが対象です。随時記事を更新します。

 

Galaxy関連の記事2つめ。SetEditがAndroid14以降にしてから使えなくなって困っている人向けです。

 

この記事の続きです。

上記のパソコンでADBコマンドを入力して行う方法では、OSの更新をするたびにシャッター音が復活するので、その都度パソコンと接続して作業を行う必要があります。

今回はAndroid14以降のOSアップデートで機能しなくなった旧バージョンのSetEditを無理やりインストールすることでカメラのシャッター音無効化を常に簡単に行える環境を作ります。

導入こそ複雑ですが一度導入してしまえばOS更新のたびに復活するシャッター音をSetEdit経由で簡単に無効化できるので楽です。

SetEditとは

Google Playで公開されているアプリです。このアプリを使うとADB Shellを使わずとも簡単にデバイス設定の把握・変更できるため非常に便利です。Android13までのGalaxyデバイスであれば、このアプリから簡単にシャッター音を無効化できます。

導入

前準備

用意するもの

  1. Windowsパソコン
  2. Platform-tools
  3. 必要であればUSB-C to Cケーブル

GalaxyスマホをADBデバッグできる環境を作ります。すでに環境を作っている方は飛ばしてください。

Windowsパソコンで下のリンクからPlatform-toolsをダウンロードしてください。

公式サイト SDK Platform-Tools リリースノート  |  Android Studio  |  Android Developers

ダウンロードの直リンを置いておきます。クリックすると自動でダウンロードされるので注意。

ダウンロードリンクを直接表示する

https://dl.google.com/android/repository/platform-tools-latest-windows.zip?hl=ja

 

Platform-tools.zipをダウンロードできるので、それを好きな場所に解凍します。どこでもOKです。

SetEditをアンインストール(重要)

まずすでにGalaxyスマホへSetEditをインストールしている人は、SetEditをアンインストールしてください。この手順は重要です。

最新バージョンがインストールされたままだと、旧バージョンのインストールに失敗します。

SetEdit旧バージョンのAPKファイルを入手

SetEditの旧バージョン2018.10.31が必要になります。

適切なサイトで入手してください。私は自分で用意したapkの他に以下のサイトからダウンロードして試しました。

ダウンロードしたAPKファイルはWindows上のどのフォルダにおいてもOKですが、そのファイルのパスをコピーしておいてください。ダウンロードしたAPKファイルを右クリックしてメニューからパスのコピーを選択すればコピーされます。

 

上級者向けの内容ですが、Android13以下のスマホがある人ならプレイストアからSetEditを入れることで直接バージョン2018.10.31をインストールできます。それをインストールしたスマホからADBコマンドでapkを吸い出すことで安全に入手可能です。

adb shell pm list packages -f | findstr SetEdit

を実行するとSetEditのアプリ名を取得できます。以下のような感じです。

package:/data/app/~~*****==/by4a.setedit22-*****==/base.apk=by4a.setedit22

ここで/data/app/~~*****==/by4a.setedit22-*****==/base.apkまでコピーして

adb pull /data/app/~~*****==/by4a.setedit22-*****==/base.apk

を実行すればapkファイルを吸い出しできます。カレントディレクトリにあります。

GalaxyスマホとパソコンをADB接続

ADB接続するならUSBケーブルでパソコンとスマホを繋いで行うのが一番早いです。下記はADB接続するまでの手順です。すでに知っている人は飛ばしてください。

  1. 最初にスマホとパソコンをUSB-Cケーブルで繋ぐ。
  2. 繋いだあとGalaxyスマホで開発者向けオプションにあるUSBデバッグをONにします。

  3. 次のようなポップアップ表示が出たら許可するを押してください。

以上でADB接続の設定が完了します。ケーブルは繋いだままにしておきます。

コマンドプロンプトからADBデバッグ

WindowsエクスプローラーでPlatform-toolsフォルダを開きます。

そのフォルダ内で検索欄にCMDと入力します。

コマンドプロンプトが開くので次のコマンドを入力します。

adb install --bypass-low-target-sdk-block "SetEdit2018ファイルのパス"

これでバージョン2018.10.31のSetEditを導入できたはずです。

自動更新はオフに(最重要事項)

せっかく旧バージョンを導入してもGoogle Playの自動更新で勝手に最新バージョンへ戻されるので、Googl PlayでSetEditの自動更新の有効化は必ずオフにしておきましょう。最重要事項です。

SetEditの使い方

SetEditでシャッター音をオフにする方法だけ簡単に説明します。

アプリを開いてそのままThis DeviveSystem Tableからcsc_pref_camera_forced_shuttersound_keyを選択して、Edit Valueで0を入力してSave Changesを選びます。これで終わりです。

終わり

以上です。おつかれさまでした。仕様変更などがあれば随時更新します。